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新珠に 朦朧ながら 国造り

1時過ぎ今井産業本社。1時半豊田さん来社、天霧の森が目指している「新しい林業」について意見交換しました。国が5年前に制度を作った「林業経営管理制度」について豊田さんからレクチャーを受けながら、その実証を目指す道筋について考えてみました。ここでも感じたことですが、国の政策は良く考えられているということです。問題はそれを現場に下ろす際に問題があるという事でしょう。ここでも実際に実行するのは民間ですが、その橋渡しをする自治体と現場の間にずれがあるということでしょう。施策を実行するのは民間事業者ですが、特定の業者だけにするわけにもいかず、複数の事業者から選抜する際の説明不足があることと、そもそもその事業(林業)に対応できる事業者がほとんどいないことでしょう。林業は古くて採算性の低い事業と思われていて、若い起業家にとって「魅力に乏しい」のでしょう。政策を作るときにまず「林業は魅力のある事業である」というアピールをする必要があるのです。今は単に「環境にやさしい林業」というイメージで、「意識高い系の人」がやる事業で収益性に欠けるという「誤解」があるのだと思います。そこから変えていかないと若い人にとって希望をもって参入する意欲がわかないことが問題のように思います。私たちが取り組む「新しい林業」は、収益性の高いものでなくてはなりません。その事業構築ができるかどうかが新しい林業が成功するかどうかの分かれ目です。今日のミーティングがその出発点になればと思います。施策を良く分析して活用することで「新しい林業」が成立する道を見つけることです。そうでなければ林業はいつまでも衰退する事業となり、日本の資源である山野を無駄にしてしまいます。私に残された少しの時間、精いっぱい頑張ってみましょう。

 

本日の体重 49.0キロ 体脂肪率 8.5