昨日衆院補欠選挙がありました。島根一区、長崎、東京15区。いずれも立憲民主党が勝ちました。島根一区は亀井さんがぶっちぎりで勝利。自民党王国だった島根で、自民党候補がこれだけ大差で負けるのは余程の事です。自民党の裏金問題、錦織候補の知名度が低いなど色々要因がありますが、時代の閉塞感、変化が必要と言う意識が県民にも広がっているという事でしょう。島根でこうなのだから長崎、東京も同様な現象があり、候補も立てられず不戦敗という結果になったと思います。本質的には、自民党に問題があるとか、立憲民主党に政権をという事ではなく、もっと大きなうねりのようなものを感じます。投票率の低さにそれが現れています。既存の政治に全く期待をしていない、勿論既存の政党にも期待していないから投票に行かないのでしょう。しかしこれは危険な兆候でもあります。政治に未来を託すという訳でもなく、ただ諦めているようで、未来への期待も展望もありません。ここにアジのうまい政党や政治団体が現れると雪崩を打ってその方向に動き出す可能性があります。その時にその方向が正しければ良いのですが、往々にして間違っていることが多い。第二次世界大戦前のドイツやイタリア、もしかしたら日本もそうだったかもしれません。これと現代の日本が同様な状況になっているのではないかと心配しています。これの小さな兆候が東京15区なのかもしれません。日本保守党の出現がその予兆なのではないかと思います。今回の選挙では飯山候補が当選こそしませんでしたが、出来たばかりの政治団体で、二カ月弱の間に、まったく組織もなく、資金も乏しいのに、知名度の低い候補が2万票以上集めて第4位になったことに驚きました。今の所、百田さん、河村さん、有本さん、今回先兵候補になった飯山さん、応援団として広沢さん、梅原さん、北村弁護士、武田邦彦先生、長谷川さん、島田さんなど、いずれも一騎当千の優れた人たちが周りにいるのでその心配はなさそうですが。今回は当選しませんでしたが、今後組織を整え、良いブレーンを集めて政策を磨き、良い候補を揃えれば、日本の政治の大きな流れを作ってくれるのではないかと期待しています。順調に育てば、私は生きていないでしょうが、五年後には日本に新しい時代の息吹が現れているような気がします。そんな期待を抱かせる選挙でした。明日は手術の説明がある日です。明後日第一関門を潜ります。
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遍理三浦 (火曜日, 30 4月 2024 13:29)
第一関門無事通過を祈念しています。