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都野津街歩き

9時半ポリテクの竹口先生と都野津の街歩きをして、空き家を見て歩きました。都野津と言う名前から想像されるように、1000年前ぐらいは入江だったと思われます。江の川の上流から流れてきた砂が、河口から波子方面に堆積して行き、入江が無くなり平地が出来たのではないかと思われます。今よりかなり山側に山陰道があり、柿本人麻呂はその道を通って下府の国庁から都へ通ったものと思います。人麻呂の現地妻だったよさみ姫の住まいは都野津にあり、高角山(高津山)の麓にあった往還道を通って都に帰る人麻呂を家から見送った時に詠まれたのが「高角山の木間より我が振る袖を」という和歌だと思われます。今でも当時の往還道の跡が高角山の麓を通って江津本町(土床)に抜けて、江の川を渡し船で渡った「人麻呂渡し」が残っています。その後平野になった都野津の町に人家が建てられ街が出来上がったものだと思われます。都野津の町を歩くと細い道が縦横に走っているのはその名残でしょう。都野津の町は今では空き家が多く残っていて、この空き家をリノベーションして活用することを考えるべきだと思います。ポリテクや県立大学の生徒さん達に活用してもらうのは良い方法だと思います。コンパクトシティの一つのモデルになるかもしれません。12時過ぎ、恵美童画館で行われていたイベントに顔を出しました。奥さんや仲間の手織りの作品なども展示即売されていて、沢山の人が来られていました。本藤さんのご主人としばらくお話しして帰宅。