9時今井産業本社。私は日本と言う国は世界にも稀な立派な国だと信じています。先の大戦も、責任は全て日本にあるとは思っていません。しかし、私たちは子供の頃から、明治維新以後の歴史を学ぶことはなかった。いや、学ぶことを止められたのだ。もうそろそろその軛から解放されても良い頃だ。アメリカ一国では世界の安定的発展は不可能になったからだ。私は日本は、世界でも最も古くから民主的国家制度を確立した国だと思っている。現代は民主的国家と専制主義国家が、世界の主導権を巡って分断して争っている時代だ。私は民主的国家が国民に幸福をもたらす制度だと確信している。人類の歴史は争いながらもそこに向かって進んでいくことが望ましいと信じている。その時の民主的国家のリーダーは、武力や経済力が強いだけの国ではない。確かに武力や経済力は争いを一時的に抑えることは出来るかもしれないが、安定的に世界を平和に発展させることは出来ない。今の世界の状況を見ればそれは明らかだ。先の大戦はそういう意味で、日本のやり方は間違っていた。そのことは大いに反省すべきだが、日本はその反省の上に立って世界を正しい方向にリードできる潜在力を持っている。戦勝国側が恐れたのは、世界のヘゲモニーをもう一度武力と経済力を蓄えた日本が復興して持つことだったと思う。原爆投下や東京大空襲はこれ以上ない明白な戦争犯罪であるが、戦勝国側はその事には触れずに東京裁判で一方的に日本を捌いた。そして日本が再度力を持たないようにさせるという事に腐心した。その結果歴史教育は捻じ曲げられ、日本人が二度と誇りをもって復興することを阻止しようとした。武力を持つことは封じられ、何時でも押さえつけることが出来るようにしたばかりか、アメリカに頼るしかないという状況を作り出した。さらに、日本がもう一つの力、経済力を驚異的スピードで達成しそうになると、その力をそぐための政策を力ずくで取ったのだ。しかし、今や米国はその武力や経済力では世界を押さえつけることが出来ない状況になりつつある。このよう状況で人類を平和に発展させることが出来る可能性を持っているの国の一つが日本であることはもはや明確になってきていると思う。問題は日本人にその心構えがあるかという事だが、戦後レジームの転換を説いた安倍総理は暗殺された。これで日本が挫けるかと危機感を持っているが、どうやら国民は目覚め始めている。ただ残念なことに、政治家も官僚もその覚悟がないように思える。ここらで政治も国の仕組みも大きな転換をすべき時に来ているように思える。
御前中これから江津をどのように発展させるかについて考えてみた。やはり、歴史から始めるしかないと思う。行政も経済界もそのことに気づいていないことが残念だが、次の世代がそのことに気が付いて始めてくれることに期待をしよう。私の人生の残りは少ない。その間にやらなければならないことがありすぎることと、私の知力、体力が落ち、その先頭に立てないことが誠に残念だ。若い人に期待をするしかない。これから50年、どのように日本が変わり、江津が変わって行くのか見ることはかなわないが、誰かがやってくれることを信じるのみ。
午後、福岡さんと打ち合わせ。3時智翠館高校に電話し、星高山の山道整備ボランティアの打ち合わせ調整を行う。
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