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生きるという事

今日から3連休。10時ハマイロで水環境再生山陰ネットワーク会議のミーティング。江の川のほとりで育った私には、自然と言えば川が一番身近なものだった。人間も地球と言う大地、自然があるからこそ存在できる。そして自然が害されることは人間の存在を害するものになる。これが私の自然と環境に対する根底にある。日本には2万本以上の河川がある世界でもまれな国土でもある。環境、特に水環境を守ることは、何より人間を守ることだ。近年水や大気が汚染されていることが大きな問題となっているが当然のことだ。それを再生していくことは自分たちを守る事でもある。そして川と言えば私にとって何はともかく江の川だ。それが私が江の川に関わった活動をする理由だ。

私ももうすぐ80歳になる。そろそろ人生の幕が下りる頃だ。死ぬという事は絶対的な無。宇宙がどれだけ続くかわからないが、たとえ瞬時にしても私にとっては人生はただ一つの絶対的なものだ。この人生を精一杯生き抜くことが、私がこの世に生を受けたたった一つの意味だ。終わりは近いが残りの人生を大事にしたい。それにしても体のあらゆる部分に老化が表れて、人の名前や物の名前がすぐに出てこないことも多くなってきた。何時、どんな死を迎えるかもうすぐ結論が出る。西部邁は、私の今と同じ78歳で自死を選んだが、老化した自分は自分ではないと思ったのだろうか。私はもう少し生きてみようと思う。